ゲキ×シネ『髑髏城の七人(アオドクロ)』

会社帰りに新宿バルト9にゲキ×シネ『髑髏城の七人(アオドクロ)』を観に行きました。生でも観劇してるし、銀座でゲキ×シネ上映した時も観てるしDVDでも何度も観ているのですが、久しぶりに大きな画面で観たくて。新宿バルト9はつい最近出来たシネコン。評判通り、音響は良いし、スクリーンも良いし、迫力満点でした。家で小さな画面で観てるより大きな画面で観るほうが臨場感もたっぷり。しかもデジタル対応のスクリーンのせいか解像度が美しくて役者の表情がよく見える。久々に『アオドクロ』を観たせいもあるのか新たな発見があったりして、わざわざ映画館まで足を運んだかいがありました。


『アカドクロ』や『朧の森に棲む鬼』と較べると色々過剰装飾で、いくつかの場面でこのシーン余計だなあ…とか思ったりもしましたが勢いがあるからこれはこれで大好き。特に第二幕からの疾走感は見事。爽快感あるし観てて後味すっきり。若い座組みだったんだなと改めて思ったし、あと登場人物が思っていた以上に多いのにも驚いた!すごい贅沢な芝居だったのねと。『アオドクロ』を生観劇した時のことも一気に思い出して感慨深い。天魔王の舞にはやっぱりクラクラしちゃうし、それと染ちゃんの着流し姿はやっぱ素敵。はだけた裾からみえる生足に目が釘付けだったり(笑)染から視線もらった、と勘違いしたシーンはここだったとか。ラスト、花道を去っていく捨之介に未来への風を確かに感じたことも思い出した。


『朧の森に棲む鬼』が「いのうえ歌舞伎第二章」としてドラマ中心になっていたのもよくわかった。いのうえさんも進化してるのね〜。 そして染ちゃんも2年のあいだにやはり役者として成長している、というのも感じたな。