勘太郎の怪我

歌舞伎系のBlogではすでにあちこちで取り上げているので今更なんですが中村勘太郎くんが博多座でお父さんの襲名披露公演の舞台出演中、靭帯損傷をしてしまったそうで当分休演することになったそうです。焦らずしっかり養生してから舞台に戻ってきて欲しいです。それにしても今回の博多座での勘太郎くんの配役はさすがに多すぎたんじゃないかと思います。いくら若くて体力があるからといっても限界というものがあるでしょう。昼に『連獅子』、夜に『雨乞狐』ってだけでもかなりキツイと思うのに、他にもですからねえ。勘太郎くんはやらせてもらえるのだったら是非にって感じだったのでしょうけど。


染ちゃんに関してもさすがに無理しすぎじゃと思うことが度々あって、やはり無理したせいで膝を手術したり、声を潰したままいまだにきちんと治してなかったりなんだよね。勘太郎くんと染ちゃんは本人が熱心なあまりというのはわかるけど、他の若手と比べても仕事を引き受けすぎなような気がする。つくづくこの二人、性格が似てると思うわ。役者は体が資本なんだからもう少し体を大事にして欲しいと思う。


それにしてもこの二人に限らず松竹はちょっと歌舞伎役者を酷使しすぎじゃないのだろうか?今、歌舞伎ブームなのは非常に良いことだと思う。色んなところで座を開けることができるのは役者も嬉しいんだと思う。でももう少し興行形態を考えたらどうなんだろう。高齢者が多いとはいえ最近、役者が倒れることが多すぎない?月曜を休演にするくらいのことはしてもいいと思う。