ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団

午後は国立大劇場へと向かう。なに?また歌舞伎?と思われるでしょうが今回は歌舞伎じゃないんです。本日は『ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団』、コンテンポラリーダンス鑑賞です。ダンスはクラシックバレエを一時期わりと観ていて、モダンダンスはベジャールのみという鑑賞歴。そんな私にコンテンポラリーダンスが分るのか?とちょっと不安でしたがどうせなら一切知識を入れないで観ようとチラシも読まずに臨みました。そして予想以上にかなり面白く拝見しました。思い切っていってみてよかった〜。誘ってくれてありがとう(感謝)


今回の『ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団』の演目はピナ・バウシュの初期作品『カフェ・ミュラー』と『春の祭典』。わかるわからない、というものではなく感覚的に非常にストレートに訴えかけてくるダンスでした。不安感、閉塞感、激情、そんなものがドカンと心に訴えかけてきて、気が付かないうちに自分のなかですさまじく頭がフル回転しはじめるのがわかりました。非常に感覚的かつ生理的な部分でまず受け止めてそれを咀嚼しつつ身体表現のエネルギーを受け止めるという感じ。うむむ、ダンスの感想は音楽の感想以上に書くのが難しいですね。でも後日、もう少し詳細感想を書けるといいなと思っています。


しかし、また鑑賞対象が増えちゃた。コンテンポラリーダンスは一度は観てみようくらいでしたがなんと思いっきり自分の好みの範疇だった。文学でいえば境界線系の本という感じかなあ。揺れの幅が大きい。ああ、咀嚼するのが非常に楽しいんですけどっ。