『CASSHERN』

TVでやっていた映画、紀里谷監督『CASSHERN』をつい最後まで全部見ちゃった。公開当初、悪い評判ばかり聞いていたけど、そんなに悪いかな?まあいわゆる娯楽映画の作り方としてはちょっとダメダメな部分が多いけど、青臭い饒舌さが無ければカルト映画になったと思われ。映画『ブレードランナー』『フランケンシュタイン』とかアニメ『エヴァンゲリオン』とか遡れば富野監督の系譜も感じられ(『イデオン』とか『ダンバイン』とか)、色んなのにインスパイアされてんな〜と面白く見ましたわ。紀里谷監督って見事なオタク青年だっ、とか思ったんですが違うの?ちなみに私は原作の竜の子アニメ『人造人間キャシャーン』は見てないから思い入れ一切なしです。


それとあの映像は凄いと思うなあ。だってたった6億であれでしょ?すげーよ。<この計算間違ってます?こういう映画にしたらどー考えても安いよね??実写とCGとアニメの組み合わせが見事にできてるし。クレイアニメを使ってるのが私的に好印象だったという可能性もありだが、でもアニメの実写化の可能性が見えたなあと思うよ。ちょっと光処理のエフェクトかけすぎとかカット割りヘタとかは思うけどあのクオリティの高さは買うなあ。脚本と総監督は誰か良い人に任せて、また竜の子アニメ作品(『ウラシマン』きぼー)を実写でやってもらいたいとか思います。あっ、奥様の歌はいりません。最後の主題歌、あれどう考えても余計。まっ、それを言うなら青臭い主張の台詞は全部いらなかったけどな(笑)役者の力を信じろよなあとツッコミまくり。