『十一月吉例顔見世大歌舞伎』夜の部

両親と銀座でお買い物をしてから歌舞伎座で『十一月吉例顔見世大歌舞伎』夜の部鑑賞。席が非常に良い席だったこともあるけど思った以上に大満足。今月の夜の部の演目でこんなにわくわくさせられるとは思っていなかったよ。


『日向嶋景清』はちょっと平坦な物語運びがもったいなと思いつつ、可憐な芝雀さんの糸滝の父思う気持ちに胸打たれ、『鞍馬山誉鷹』では富十郎の子を思う気持ちが現れた見事な構成の狂言に感心し、大くん改め鷹之資くんにほのぼの。高麗屋親子の『連獅子』ではシンプルな中のドラマ性に胸打たれ、染ちゃんのしなやかで時に重力を感じさない美しい子獅子ぶりにうっとり。染ちゃんに惚れ直したよ(笑)。『大経師昔暦』では運命のいたずらに翻弄されたおさん、茂兵衛の哀れさと演ずる梅玉さんと時蔵さんの色ぽさにため息。詳細感想後日。