『児雷也豪傑譚』

新橋演舞場児雷也豪傑譚』観劇。復活狂言スーパー歌舞伎風味と俳優祭のノリをスパイスとして効かせてみました、という感じでした。躍動感溢れるエンターテイメントを期待していったので不完全燃焼。菊五郎劇団にまったり感は付き物なのだろうか?私が欲しているものとは方向性が違うんだろうな。普通に復活狂言を観にいく気分だったらここまで自分のなかで不完全燃焼はしなかったかも。今年になって野田歌舞伎、串田歌舞伎、蜷川歌舞伎、歌舞伎の国を体験した後の蜷川さんの『天保十二年のシェイクスピア』、幸四郎さんの『夢の仲蔵』と観てきて、また猿之助さんのスーパー歌舞伎をあらためて思い起こし、エンターテイメントとして洗練されたものを見せるには脚本と演出がいかに大事で大変かというのを考えさせられました。詳細感想は後日。